春本番前に習得!桜に「透明感」と「ふんわり感」を持たせるRAW現像の方法!

桜レタッチ Before & After

ここ最近は肌寒い雨の日が東京では続いていますが、そろそろ春本番ですよね。日本の春の景色といえば何と言っても「桜!」ですよね。

今回は春本番を迎える前に、RAW現像初心者でもできる桜に「透明感」と「ふんわり感」を持たせるRAW現像の方法をご紹介しようと思います。ぜひご参考になさってください!

コンテンツ
  1. [はじめに]スタートとゴールの確認
  2. 桜を鮮やかにRAW現像する簡単4ステップ!
    1. 何はともあれ、レンズ補正と構図の調整
    2. 明るさの調整
    3. 彩度の調整
    4. コントラスト・明瞭度の調整
  3. [まとめ] RAW現像って楽しい & 奥深い

1. [はじめに]スタートとゴールの確認

それではまず、今回のスタートとゴールの確認を行います。

こちらがRAW現像前のスタート画像です。皇居東御苑の琉球彼岸桜(リュウキュウヒガンザクラ)を撮ってきました。RAW現像することを見越して、ややアンダー(暗め)に撮影してあります。したがって全体が暗く、そして背景がくすんでいますよね。

RAW現像前

この写真を、今回は以下のように現像したいと思います。

いかがでしょう。写真を全体的に明るくなったのはもちろんですが、花びらのピンク・背景の青空がより鮮やかになっていますよね。それから、背景のくすみも軽減されています。

RAW現像後

2. 桜を鮮やかにRAW現像する簡単4ステップ!

1. 何はともあれ、レンズ補正と構図の調整

RAW現像の最初のステップは、なにはともあれレンズ補正と構図の調整ですね。

レンズ補正と構図の調整についての詳細な説明は別の記事に譲ろうと思います。ちなみに今回の現像では、構図の調整は割愛して(構図は撮影した時のままでOKとして)進めていきます。

  • レンズ補正についてはこちらから
レンズプロファイル適用(周辺減光が減少)

RAW現像が面倒でもLightroomのレンズ補正適用で最低限の現像をする方法!

2019-01-07
  • 構図の調整についてはこちらから

超簡単!Lightroom(ライトルーム)の切り抜きツールで構図を調整する方法!

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2. 明るさの調整

次に、明るさの調整です。基本補正エリアの「露光量」・「ハイライト」・「シャドー」を、以下の手順で自分好みの明るさを探します。

  1. 露光量をプラスにする
  2. ハイライトをマイナスにする
  3. シャドーをプラスにする

 

1.明るさの調整

今回は露光量を+1.5に、ハイライトを-55に、シャドーを+70に設定しました。ここまで実施して書き出した結果は以下の通りです。

明るさ調整後

明るさはだいぶイメージに近づいてきました。だいぶ「透明感」が増しまたと思います。ただ、色の鮮やかさが足りません。もうちょっと花のピンク色と背景の青を鮮明に描きたいところです。

3. 彩度の調整

色を鮮やかに表現するために、彩度の調整をします。基本補正エリアの「自然な彩度」と「彩度」をプラス方向に設定し、お好みの鮮やかさに仕上げます。

2.彩度の調整

今回は「自然な彩度」を+30に、「彩度」を+20に設定しました。ここまでの現像を実施した画像は以下の通りです。花のピンク色と空の青が鮮やかになっています。

彩度の調整後

ちなみに「自然な彩度」と「彩度」の違いは、ツマミを調整した時に調整される色域の広さです。「彩度」は全ての色を対象に調整し、「自然な彩度」は既に鮮やかな部分以外の色を調整します。

この解説は、マサ・オニタカさんが運営されているサイトのこの記事がたいへん参考になります。

ここで、明るさまで調整したものと、明るさ+彩度まで調整したものをじっくりと比較してみましょう。左が明るさまで調整したもの、右が明るさ+彩度まで調整したものです。

こうして比べると、花のピンク色と背景の青色の発色の違いが分かりますね。

明るさ調整後彩度の調整後

ここまでで、本記事のテーマの1つである「透明感」についての解説が完了しました。次は「ふんわり感」を出すための現像作業です。

4. コントラスト・明瞭度の調整

これが今回ご紹介する最後の現像行程です。

ここからは写真を「ふんわり」させるための作業に入ります。ここではコントラストと明瞭度を調整します。それぞれの機能をおさらいしておきます。

  • コントラスト:写真の中の明るいところ・暗いところの差を調整する
  • 明瞭度:被写体の輪郭の強さを調整する

コントラストも明瞭度も、被写体をくっきり強調させたい場合にはプラス方向に調整することが多いです。今回は「ふんわり」させたいので、両方ともマイナスに設定します。

3.コントラスト・明瞭度の調整

今回はコントラストを-30に、明瞭度を-20に設定します。すると最初にご紹介した、RAW現像完了後の写真の出来上がりです。下にも改めて配置しておきます。

明暗差と輪郭の強さが緩和されて、写真全体が「ふんわり」まとまりました。

RAW現像後

ここで、先ほどの明るさ+彩度まで調整したものと、それに加えてコントラストと明瞭度まで調整したものをじっくりと比べてみます。

微妙な違いかもしれませんが、茎の部分の明暗差が緩和されていたり、花弁内側の影の部分が明るくふんわり仕上がっていると思います。

彩度の調整後RAW現像後

3. [まとめ] RAW現像って楽しい & 奥深い

では改めて、RAW現像前の最初の写真と、すべての行程を終えた時の写真を比較してみます。違いは一目瞭然だと思います。

RAW現像前RAW現像後

ここまでで、私なりの桜のRAW現像の方法をご紹介しました。プロの方々や写真を趣味にしている先輩の皆様からしたら、もしかしたらあり得ないような手順なのかもしれません。

これが「正しい」というつもりは全くありませんが、あくまで一例として参考にして頂けたらたいへん嬉しいです!

RAW現像、楽しいですよ。