超簡単!Lightroom(ライトルーム)の切り抜きツールで構図を調整する方法!

構図を決めるということは、写真にとって2つの役割があると思っています。(持論)

  • 1つ目は、写真の主役を明確にするということ
  • 2つ目は、写真の主役に視線を誘導するための視線の導線を決めること

この2つを実現するためには、カメラで撮影した時そのままの構図で良い時もありますが、多くはRAW現像時に多少の調整をすることとなります。そこで今回は、Lightroomの切り抜きツールで構図を調整する方法をご紹介します!

はじめに – 構図の調整において重要なこと

構図の調整といっても、基準がないとなにをどうして良いか分からないですよね。私のようなRAW現像を始めたばかりの人は、まずは以下のことを意識して構図を調整すると良いと思います。

  1. 写真の縦横比を決める
  2. 被写体をどこに配置するかを決める
  3. 水平・垂直を意識する

今回は以下の写真を使いながら、RAW現像時の構図の調整について勉強していきたいと思います。それではさっそくスタートです!

構図調整前

まず、どのように構図を調整したいかを決める

まず、構図を調整する前の状態の写真をじっくりと眺め、どのように構図を調整したいかを考えてみることにします。

この写真、被写体(コーヒーカップとソーサー)の形が正方形ですね。ですので写真の縦横比もスクエア(1:1)にしてみたいと思います。正方形の中に正方形の被写体なので、被写体を写真の中央に配置したいと思います。こういった料理・カフェ写真を俯瞰で撮影してスクエア構図にするというのは、いかにもインスタ映えしそうです!ここまでで、上で紹介した重要ポイントの2つ目までの検討が完了です。

次に、正方形のソーサーの角度が写真の枠(縦線・横線)にあっていないことが分かります。構図調整の重要なポイントである水平・垂直を修正する必要があることが分かります。次に、写真の左側にテーブルからはみ出た領域が映り込んでいることが分かります。こうした余分な領域は積極的に排除します。ここまでで、上で紹介した重要ポイントの全ての検討が完了しました。

構図調整の構想

切り抜きツールの使い方

では、切り抜きツールの使い方をご説明します。切り抜きツールは、Lightroomの現像パネルのヒストグラムの下にあるグリッド線アイコンをクリックすると開くことができます。

切り抜きツールを開く

切り抜きツールを開くには、ヒストグラムの下のグリッド線のアイコンを押下する。

1. 写真の縦横比を決める

縦横比は、初期設定ではカメラで撮影した時の設定として元画像が適用されています。ここをクリックすると様々な縦横比が表示されるので、任意の縦横比を選択します。今回はスクエア構図にしたいので、1×1を選択します。

縦横比の変更

すると選択した縦横比で写真が切り取られるため、どの位置で切り取りたいかをクリックを長押しをしながら写真を動かして決定します。また、グリッド線の端を掴んで左右・上下に動かせば正方形の大きさが変更できるので、正方形を小さくすればもっと寄る構図を作ることができます。

縦横比変更

縦横比が変更されたので、どの位置で写真を切り取りたいかを写真を動かして決定する。グリッドの大きさも変更できる。

2. 被写体をどこに配置するかを決める

この作業は上述の「1.写真の縦横比を決める」の作業と続けて実施します。今回は正方形の写真のど真ん中にソーサーとカップを配置したいと思いますので、グリッド線を頼りにお好みの位置を探します。「ここだ!」と思ったところで右下の「完了」ボタンを押下すると、選択された部分で写真がトリミング(切り抜き)されます。

この時、被写体の位置を決めるのと同時に必ず写真の余分な映り込みを排除するよう心がけるとよろしいかと思います。今回の例では、左側のテーブルからはみ出た領域はズバっと切り落としました。

3. 水平・垂直を意識する

写真にとって、水平・垂直はとても重要です。プロカメラマンに聞いたことがあるのですが、少しの傾きでも見ている人は気づかないうちに違和感を感じるそうです。確かに雑誌やネットで見て「いいな!」と思える写真は確かに水平・垂直がバッチリ決まっていることが多いので、必ず水平・垂直はバッチリ決めたいところです。

角度の調整には、角度補正ツールを使います。下の写真の赤枠の領域です。スライダーを左右に動かして傾きを調整することができるので、自然な傾きとなるよう補正してあげます。

確度補正ツール

「この部分を基準を水平・垂直を決めたい」という明確な想定がある場合には、もっと簡単な方法があります。角度補正ツール左側の定規の形をしたアイコンをクリックしてから、写真上の水平となる線・もしくは垂直となる線を引いてあげると、その線を基準に傾きを直してくれます!

定規ツール

定規のアイコンを選択してから基準となる線を引くと角度補正が簡単

結果発表!

ここまでで、切り抜きツールでの構図の調整は終了です。さっそく、作業を実施した結果を確認してみます。良い点としては、余分な映り込みもないおかげでかなりシンプルな構図となりました。さらに被写体が写真のど真ん中に配置されていて、迫力が増しましたと思います。

現像完了

もちろん、残念な点もあります。ソーサーの下の横線に対しては水平になっていますが、縦の線に対しては微妙に垂直がズレているのがお分かり頂けるでしょうか。正方形の被写体なので、本来なら横線を合わせれば縦線もピッタリ合うはずです。こうならないのは、これはカメラを構えた位置がソーサーに対して斜めだったためです。こうなるともうこれ以上の補正は難しく、どこかで妥協せざるをえません。

つまり、俯瞰の構図で撮影する際には被写体に対して真上から見下ろす必要があるということが分かりました。(この、真上というのが難しいのですが…)

こうした反省は、次の撮影時に活かされます。RAW現像は自分の写真を客観的に見直すチャンスとかRAW現像をすると写真が上達すると言われることが多いですが、まさにそれを実感しています。皆さんもぜひ、RAW現像に挑戦してみてください!