たった6ステップ!平凡な夕焼け空をLightroom(ライトルーム)でドラマチックにRAW現像する方法!

夕陽レタッチ Before & After

雑誌やネットで見たような雄大な夕焼け空を撮りたい!そう思っても、天気が味方してくれない時だってありますよね。ランドスケープ撮影が好きなフォトグラファーにとって、「天気」というのは常に心配事の1つです。

というわけで、今回は曇りの夕焼け空を劇的にドラマチックに仕上げる方法を、簡単な6ステップで解説します!

コンテンツ
  1. [はじめに]スタートとゴールの確認
  2. 平凡な夕焼け空をドラマチックに仕上げるRAW現像の6つの手順
    1. レンズ補正の適用
    2. 構図の調整
    3. プロファイルの設定
    4. 明るさの調整
    5. 鮮やかさの調整
    6. 個別の色見の調整
  3. [まとめ]RAW現像、やりたくなってきた?

1. [はじめに]スタートとゴールの確認

RAW現像作業に入る前に、スタートの確認から。この写真は、昨年の12月にロサンゼルスへ旅行に行き、ベニスビーチという西海岸有数のビーチを訪ねた時に撮ったもの。全体的に暗くて、ぱっとしない雰囲気ですよね。

7301781_RAW現像前

この写真を、今回は以下のように仕上げます。大きく違うのは、明るさと色。それから構図も調整して、主役のサーファーに目線を集められるように工夫しました。

7301781_RAW現像完了

2. 平凡な夕焼け空をドラマチックに仕上げるRAW現像の6つの手順

スタートとゴールを確認したところで、さっそくRAW現像をはじめていきます。ここからが6ステップの解説です。

なおAdobe社のLightroomを使っていきますが、RAW現像ソフトであればLightroomじゃなくても同じような手順で進めていけると思います。

1.レンズ補正の適用

レンズ補正は簡単かつ驚くべき効果を持つ機能です!Lihgtroomであれば写真を取り込んだ時に自動で実行されるよう設定している方も多いと思います。

さっそく、レンズ補正の適用前後の写真を比べてみましょう。左がレンズ補正前・右がレンズ補正後です。

7301781_RAW現像前7301781_レンズ補正を適用

いかがでしょうか?効果として分かるのは、四隅の明るさが回復され、収差(画像の歪み)が修正されていることが分かると思います。特に写真の左下を見ると、その効果が顕著に表れているかと思います。

レンズ補正の詳細な方法は、以下の記事をご参照ください。

レンズプロファイル適用(周辺減光が減少)

RAW現像が面倒でもLightroomのレンズ補正適用で最低限の現像をする方法!

2019-01-07

2.構図の調整

次に、構図の調整をしていきます。下が構図調整後の写真です。思い切ってトリミングすることによって、主役のサーファーを目立たせました。

7301781_構図調整後

構図の調整の詳細な方法は、以下の記事をご参照ください。

超簡単!Lightroom(ライトルーム)の切り抜きツールで構図を調整する方法!

2019-02-19

3. プロファイルの設定

今回は夕陽をドラマチックに演出したいので、プロファイルを「Adobe カラー」から「Adobe ビビッド」に変更します。

プロファイルの変更

この設定を施すだけで、鮮やかな色が強調されてドラマチックな雰囲気が足されます。以下の通り比べてみると、微妙ですが違いが分かっていただけるかと思います。

画面左下の水面を照らしているオレンジ色の強さに違いが大きく表れています。

7301781_構図調整後

4. 明るさの調整

次に、写真全体の明るさを調整していきます。

現在のままでは暗いので露光量を上げるのはもちろんのこと、上がりすぎたハイライト部分を抑えるためにハイライトをマイナスに、一方で暗い部分は明るくしたいのでシャドーはプラスに設定します。

白レベル(写真の最も明るい領域)も黒レベル(写真の最も暗い領域)も若干のマイナスにします。シャドーはプラスにしたのに黒レベルをマイナスにするのは、シャドーをマイナスにすることにより写真が引き締まって見えるためです。

ここで、前段までのプロファイルの適用まで実施したものと、現在の明るさ調整まで実施したものとを比較してみます。

5. 鮮やかさの調整

続いて、写真全体の鮮やかさを調整します。明瞭度を少しマイナスにすることで、色の輪郭を柔らかくして写真全体にふんわり感を出します。

次に、「自然な彩度」・「彩度」をプラスに調整し、発色を強くします。

鮮やかさ調整

では早速、前段の明るさまで調整したものと、それに加えて現在の鮮やかさの調整を施したものを比較してみましょう。

鮮やかさを調整したことで、オレンジ色がやや強く表現されているのがお分かりいただけると思います。

7301781_鮮やかさ調整後

6. 個別の色見の調整

これが最後の行程です。この写真で強調したい夕陽の色(黄色・オレンジ)を、個別に調整していきます。HSL/カラーのタブを開き、オレンジと黄色の彩度をプラスに補正します。

また、輝度についてはオレンジをプラスに、イエローをマイナスにしました。オレンジの輝度をプラスにすることで、夕陽の明るさが強調されます。

ただ、特定の色だけ明るくするということは、その色だけ発色が薄くなってしまいます。なので代わりに隣接の色(黄色)は暗くすることで、夕陽の色が飛んでしまうことを回避します。

個別の色見調整

これで全ての現像の行程が終了しました!RAW現像後の結果を今一度確認してみます。

7301781_RAW現像完了

3. [まとめ]RAW現像、やりたくなってきた?

せっかくなので、構図補正直後とRAW現像完了時も比較してみます。違いは一目瞭然ですね。これまで紹介した6ステップを踏むだけで、写真の見栄えを改善できるんです!

7301781_構図調整後7301781_RAW現像完了

ところで今回は「夕焼けをドラマチックに」というテーマでお送りしましたが、以前「夕焼けを鮮やかに」というテーマでRAW現像の手順を解説したことがあります。是非そちらもあわせてご覧ください!

夕陽レタッチ Before & After

簡単5ステップ!曇ってしまった凡庸な夕焼け空をLightroom(ライトルーム)で鮮やかにRAW現像する方法!

2019-03-18

今回はかなり長い記事になってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました!それでは、今回はここまで。次回もどうぞよろしくお願いいたします!